背景画像は,鶴崎亜紀子様のコラージュ作品「太陽: Solar」です。
「未来の記憶」という言葉に惹かれるところ,最近,「時間は未来から過去に流れる」という考え方があることを知りました。
いろいろな解釈はさておき,少なくとも,川の上流からボールが流れてきて,それを掴み損ねたとしたら,下流を向いていつまでも悔い続けたところで,流れ去ったボールが戻ってくるものでもありません。
それならば,むしろ上流に向かって立ち続け,思い描いたボールを掴むことに備える。
その方が楽しそう。
ちょっとしたライフハックかも。
この曲は,「A Bit More to Reach~あと少しで届く」のリプライズ。
少し構成を変えた英語版です。
日本語版が,そのCDカバーのとおり,応援する側の「キミ」の視点を意識したものとすれば,こちらは,「僕」の内なる声。
シンガーの小池ジョアンナさんは,「空を飛ぶような感覚,気持ちよく揺れながら,風を感じながら歌っている」というイメージで歌ってくださいました。
どうも「僕」は,時間が未来から過去に流れるものであることに票を投じるようです。
Vocal: Joanna Koike(小池ジョアンナ)
Piano and Arrangement: Tohru Yamaguchi
English Lyrics and Translation: picolisco
Mixed and Mastered: Life Hack Sound creators MONO
I just remembered that blue sky so high
Came suddenly in my mind
There' s nothing to block my sight
So this stage makes me anxious
Stronger wind is better for me, you know
Gives me great power to get over
It is something that I realize later, though
“A bit more to reach” echoed in me
It was your voice, words of prayer
Covered me like a song, warmly and vigorously
Under the sun so hot and super bright
All the words that came into my memory
They start to overflow just as same as the other day
And they cover me all up, gently and firmly
I' m here with you, standing with you
There' s nothing fruitless
Truly none at all in our lives
Just look at me straightly
Look at me if you' re doubting me
Look at me in here, I have a big dream, looking at the sky
“A bit more to reach” echoed in me
It was your voice, words of prayer
Protected over me like wide opened umbrella
Raindrops will stop falling eventually
All the words that came into my memory
They start to overflow and go toward tomorrow' s me
Let' s go and tell these nice words, clearly and heartily
I'm sure you' ll be there waiting for me
There' s nothing fruitless
This is only thing
I would never stop
今あの青く高い空を思い出した
突然自分の脳裏に入ってきた
ここには視界を遮るものはない
だからこの舞台は不安にさせる
自分には強い風の方がいい そうだろ
乗り換える大きな力をくれる
後になってわかることだけど
「あと少しで届く」 僕の中で響いた
それはあなたの声で 祈りの言葉
歌のように僕を包んだ 温かく 力強く
とても暑く とても明るい 太陽の下
僕の記憶に入ってきた全ての言葉
あの日のように 溢れだした
そして僕を包んだ 優しく しっかりと
僕はあなたとここにいる 一緒に立っている
無駄なものなんてない
私たちの人生には一切ない
ただ僕を真っすぐ見て
疑っているなら僕を見てよ
ここにいる 空を見て 夢を見ている 僕を見て
「あと少しで届く」 僕の中で響いた
それはあなたの声で 祈りの言葉
大きく広がった傘のように僕を守った
雨粒はそのうち落ちるのを止める
僕の記憶に入ってきた全ての言葉
溢れだして 明日の僕へと向かっていく
これらの素敵な言葉を伝えに行こう はっきりと 心から
あなたがそこで待ってくれていると信じている
無駄なものはない
ただこれだけ
僕は立ち止まらない